今年5月、Crew7の打ち上げを見にこないか、とNASAから一通のメールが。
シャトルの打ち上げは星出くんの時に見にいったけれど、Falcon9はまだ見たことないな、じゃあ行くか。と決めてから実際に見られるまでいろいろと大変だったので記憶が薄れないうちに久しぶりにブログを書いておこうと思い立ったので書いておく。
打ち上げ見学の航空券手配の鉄則は変更可能なチケットにすること。ありとあらゆる事情により打ち上げ日程がころころ変わったりする。以前皆既日食を見にいこうと思って貯めておいたユナイテッド航空のマイレージがあるので手配は余裕だろうと思ったらちょうどお盆の時期なので必要なマイル数が多い！
ちょっと考えて往路をマイレージで、復路をREFUNDABLEなチケットで購入することにしたのだけど、NASAから打ち上げ日程が早くなったとのメールが。
まじか。シャトルの時は日程はつねに後ろにずれていくものだったのに、早くなったらお盆の真っ最中じゃないか。うわ〜休みを長めにとってマイルが高い日程を避けるしかないか。
とか言っているうちにまたNASAから日程が元に戻った、いや数日遅くなる。確定するのはもう少し先。確定した、この日程で来てね、というメールが次々と送られてくる。
結局、航空券は4回予約変更するハメになった。ホテルやレンタカー、モバイルルーターは日程が迫ってから変えたのでそこまで大変ではなかったけれど「なにか変更し忘れてないかな？」とけっこう焦ったりもした。
プライベートでアメリカに行くのは星出くんの時以来だから15年ぶり。いろんなルールや現地の状況がすっかり変わっているだろうなぁと思っていたら知人がやたらおどかしてくる。たとえばUberやLyftに日本の電話番号である +81 を登録してあるとドライバーから敬遠されるので来てくれない、とか。結果論からいえばそんなことはなかったのだが、敬遠されてもしかたがないような状況に陥ったりもした。その話はまた後日。
現地でコロナに罹って重症化したらどうしよう、と思ったので今回は価格.comで海外旅行保険の比較をして東京海上日動のMARINE PASSPORTというのを申し込んだ。いつも自動車保険でお世話になってて信頼感があるので選んだのだけど、webで簡単に申し込めるのでお勧め。あと、これまでは気にもとめてなかったけれど今回は真面目に外務省海外安全情報配信サービス「たびレジ」にも登録しておいた。プーチンや習近平が突然とち狂ってみょうなことを始めないともかぎらないしね。
レンタカーでオーランド空港からKSCのあるTitusvilleまでは有料道路の料金所が2ヶ所あって、レンタカーを借りる際にETCのようなSUN PASSというのを申し込むか聞かれるのだけど、1日あたり10ドルくらいと割高なので現金専用レーンを使うことに決めた。乗り継ぎのワシントン・ダレス国際空港で買い物をしてお釣りを25セント硬貨でたくさんもらう作戦（紙幣で払ってお釣りをもらえるレーンもあります）。
帰国してから知人に聞いたのだけど、じつは旅行者の場合はVisitor Toll Passというアプリを使うのがお勧めらしい。アプリをインストールしてあらかじめ必要事項を記入してからオーランド空港についたらレンタカーのカウンターのあるフロアにある機械にQRコードを読み込ませると、バックミラーにぶら下げるパスが印刷される。ゲートではパスに印字されたバーコードを自動で読み取ってアプリに登録したクレジットカードにチャージされる仕組み。現金で払うより安い。
レンタカーといえば国際免許も15年ぶりに取りにいってきた。アメリカだとレンタカー会社の翻訳サイトで入力した情報があれば日本の免許証でも借りられるよ、という話を聞いていたのだけれど、オーランド空港のHertzでは国際免許も見せろと言われた。
そうそう。ESTAの申請も忘れずに。ESTAで検索するとなんか紛らわしい名前のサイトがいっぱい出てくるけれど、手数料でもうけているサイトのようなので在日米国大使館のサイトから手続きするのが無難。 （参考：外務省のページ）
夜間の打ち上げなので蚊がいっぱいいるだろうなと思って別の知人に相談したら、CVS Pharmacyの DEET 100 という虫除け剤が一押しなのだという。結果からいえば蚊は今回いなかったのだけれど、現地についてからドラッグストアで探したら、CVSのものはなくて、SC JohnsonのDEET 98.25%というのを買い求めた。やたらベトベトする。
そんなこんなでバタバタ準備しているうちにいざ出発当日（続く）
